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Q&A

認知症とは?

 認知症とはもの忘れを主な症状として脳の機能が全体的に低下し、日常生活、社会生活に支障を来してしまう病態のことを表します。
 最近の調査では日本には460万人以上の認知症患者がいることが明らかにされています。その原因としてはアルツハイマー型認知症が最も多いと言われていますが、現在では治療薬を利用することで症状の進行を遅らせることが可能となっています。ただし、完全に症状を抑えることはできませんので、その他のリハビリなどの治療法を利用することも重要になってきます。
 また最近、認知症と同様400万人位いるのではないかと言われている「軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)」という認知症の予備軍に注目が集まっています。MCIの約半数が将来的にアルツハイマーなどの認知症疾患に移行していくことが様々な研究で明らかにされています。そのため、これから症状が悪化する可能性のある患者さんを早期に見つけて、早期に治療を開始することが重要となってきます。
 認知症のことでご心配な場合、まずは外来までご相談下さい。

うつ病とは?

 ゆううつ感や無気力な状態が、長い間回復せず、日常の生活に支障がでてしまう病気です。気分が落ち込むなどの「こころの不調」だけではなく、なかなか眠れない、食欲がでない、頭痛やだるさがある、といった「からだの不調」も見られることがあります。
 気分の落ち込みとうつ病にはいくつかの違いがあります。仕事で大きな失敗をしてしまったり、失恋をしてしまったりすると、気分は落ち込みます。しかし、多くの場合数日で回復し、“またがんばろう”と思えるようになります。ところが、いつまでたっても気持ちが沈んだまま回復せず、1か月以上もこのような状態が続く場合は、うつ病の可能性があります。
 うつ病の治療は、早い段階で適切な治療を受けることが大切です。症状に心当たりがある方は、少しでも早くご相談ください。

社交不安障害とは?

 「たくさんの人の前で話すのは緊張してしまう」「初めて会う人に挨拶をするのが恥ずかしい」といった経験は誰にでもあることだと思います。しかし、社交不安障害はこのような場面で強い不安や恐怖を感じ、そうした状況を避けようとするために社会生活や仕事などに支障をきたしてしまう病気で、社会不安障害、SADとも呼ばれます。
 脳内の神経伝達物質のバランスが崩れてしまうことが原因で、過度に不安を感じやすくなるのではないかと考えられており、適切な治療によって良くなると言われています。「パーティーや大人数の集まりに行くとビクビクする」「知らない人と話すのを避けている」「恥ずかしい思いをすることを避ける」など、思い当たることはありませんか?少しでも気になる、心配だなと思った方はご相談ください。

パニック障害とは?

 突然、激しい不安に襲われ、胸がドキドキしたり、息苦しくなったりめまいがしたりする発作を「パニック発作」と言い、このような発作が繰り返し起こる病気をパニック障害と言います。パニック発作時には、「死んでしまうのではないか、と思うほどの恐怖感」「呼吸が速くなる」「コントロールできなくなる恐怖や気が狂いそうだという恐怖」「汗をかく」「身震いや手足のふるえ」などの症状がみられます。
 パニック発作が何回も起きると、「また発作が起きるのではないか」「外出先で発作が起きてしまったらどうしよう」といった不安が強くなっていき、以前に発作が起きた場所や、発作が起きたら逃げられない状況(たとえば電車やバスの中など)を避けるようになります。そのため、日常生活の中で制限されてしまうことが多くなり、スムーズに生活を送れなくなってしまいます。
 パニック障害は、気のせいで起こるのではなく、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れることによって起こると考えられており、治療によって治ります。できるだけ早期に、適切な治療を続けることが大切です。上記のような症状がある方、心配な方はご相談ください。

強迫性障害とは?

 自分自身でやめたい、意味がないと分かっているのに、ある考えがいつまでも頭から離れない、ある行動を繰り返さないと気が済まないといったことがあり、日常生活や社会生活に支障が出てしまう病気です。
 特定の考えやイメージが、何度も繰り返して頭に浮かんでくる「強迫観念」と、強迫観念を打ち消すための行為である「強迫行為」という症状があります。
 トイレに行った後や汚いものに触れた後、必要以上に何度も手を洗ったり、洗濯したりする、出かけるときにドアのカギをかけ忘れていないか、ガスの元栓をしっかり締めたか何度も戻って確認してしまうなど、こうしたことは誰にでも起きることがありますが、これらのために日常生活や社会生活に支障が出てしまうようであれば、強迫性障害という病気のためかもしれません。
 思い当たることがある、心配なことがあると感じたら早めにご相談ください。

AD/HD(注意欠陥/多動性障害)とは?

 年齢につりあわず不注意や落ち着きのなさなどの行動が強く表れて、そのことによって学校での生活や友人との関係などに問題 が生じている場合、AD/HDの可能性があります。
 主な特徴は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つで、たとえば学校と家庭など、少なくとも2つ以上の状況で見られます。これらの特徴のいくつかは7歳以前からあらわれ始め、何度注意しても改善がみられなかったり、周りの人とのトラブルが起こりやすくなったりします。
 特徴のあらわれ方の違いから、「不注意優勢型」「混合型(不注意、多動性、衝動性の3つがみられる)」「多動性・衝動性優勢型」の3つのタイプに分類されます。
 ドパミンという脳内の神経伝達物質の作用が不足気味で、脳の発達に偏りが生じることが原因として挙げられています。ドパミンの働きが十分に発揮されないことに加え、環境の要因などが複雑にからみあい、AD/HDの特徴があらわれると考えられています。そのため、本人の性格や気質に根ざすものではなく、また親の育て方やしつけが悪いために起こるものではありません。
  AD/HDのお子さんは、3つの主な特徴以外にもいくつかの付随する問題を抱えることがあり、それらをそのままにしておくとさらに別の問題を引き起こしたり、成長に伴って得られる社会的なスキルを習得できなくなるおそれがあります。
 本人に適した対応方法を検討するため、早期の相談、対応が重要です。

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